沖縄県南城市にある障がい者就労支援施設。農業やハチミツ生産、クラフト制作でメンバーの社会参加を応援します!

”非加熱はちみつ”について

 

”非加熱はちみつ”について

 
楽ワークではミツバチを飼育して「百花はちみつ」を商品化しています。ミツバチの巣から枠を取り出し、蜜蓋を切り、遠心分離機で蜜を搾る。その後、メッシュの細かいザルで濾した蜂蜜を瓶詰めしています。
蜂蜜の採取から商品化までの一連の流れの中で人工的に熱を加えることはありませんし、これからもするつもりはありません。
 
私が養蜂を始め、蜂蜜を商品化するに当たり「蜂蜜」に関する書籍やインターネットなど様々な情報を見ていく中で付加価値の高い商品として、また沖縄ではアーユルヴェーダをされている方も多く「非加熱はちみつ」を探されている皆さんがいらっしゃることからラベルにも【非加熱】という表示をさせていただいています。
 
一方で、誤解を招きかねない事があります。
それは一般で販売されているほとんどの蜂蜜が、如何にも鍋でグツグツ加熱されているかのような印象を与えてしまっていることです。
日本の養蜂家さんのほとんどは基本的に加熱はしていないそうです。(諸説あり)
熱を加えるとすれば冬の気温低下によって結晶化(白く固まる)した時、55度以下の温度で湯煎して結晶を溶かす。この事は一般的に行われているようです。
 
一般的な”はちみつ”の栄養成分表はこちら。
 
上記リンクにもあるように基本的にはちみつは、加熱して壊れる栄養素はほとんどないそうです。
生はちみつには酵素が生きているという表現もちらほら見かけますが、栄養素ではない酵素で主要なグルコースオキシダーゼという成分は55度で加熱しても壊れないし問題ない。そのため、結晶化を溶かすときには皆さん55度という基準を守られているようです。
こうしたことからも、一般的にはちみつと加熱(55度以下)についてはそれほど敏感に考えなくてもよいのではないかと思っています。
ただ、個人的にはやはり熱を加えてしまうと香りや風味が落ちてしまいますのでお勧めはしていません。
 
 
日本全国各地で夏は暑い中、冬は極寒の中で養蜂家さんやミツバチ達はがんばって蜂蜜を作っています。
狭い沖縄でさえ北と南では香りや風味も違った蜂蜜を味わうことができます。四季折々の花が咲く日本全国ならそのバリエーションは無限大です。その土地でしか味わえない逸品。
加熱、非加熱にとらわれず自分の好みに合ったおいしい蜂蜜を探し当てることも楽しみの一つに加えていただければと考えています。
食べてみて「美味しい!」が一番大切だと思います。その際は、産地表示のラベルを確認し、必ず味見をさせてもらうことをお勧めします!
 
もちろん、どうしても非加熱でなくてはならないという方もいらっしゃると思います。
一番先にも書きましたが楽ワークのはちみつは余計なことは一切しない美味しい”はちみつ”です。
養蜂をスタートしてまだ1年半、学ぶこと、体感することを忘れず。これからも安心して美味しい蜂蜜を召し上がっていただけるよう、スタッフとミツバチで力を合わせて頑張ってまいります。
 
 
 

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